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一般的に日本国内で生活をしている方であれば、海外で所在が分からなくなってしまった人を探す機会は滅多に起こらないかもしれません。それでも海外に滞在している日本人または外国人で、人探しをしなければならなくなるようなケースが存在します。
行方が分からなくなった人が日本国内に滞在していれば、インターネットやビラなどを活用して自力でも捜索活動ができる場合があります。これに対して外国に滞在中の行方不明者や意図的に海外に逃げている人を探したい場合には、個人で対処することができません。
実は日本以外の場所に滞在する人を探したい場合にも、公的機関や現地の調査会社(探偵事務)に人探しの依頼を行うことができます。外国で人探しをする方法や、日本人が外国で人探しを依頼するような場面をご紹介します。
外務省・日本大使館に海外に日本人の人探しの依頼する方法
日本国外に滞在する行方不明者を探す場合は、国内に居る人を探すよりも難易度が高くなります。外国では言葉が通じない上に、日本の法律が適用されないからです。
海外に滞在している日本人を探す場合には、公的な機関を利用して人探しをする方法があります。相手国に日本大使館または領事館が設置されていれば、捜索の要請をすることができます。もしも対象人物が何らかのトラブルに巻き込まれて現地の警察にお世話になるような場合には、その国の治安機関から大使館に連絡が行くからです。
日本人の家族や親類が海外で行方不明になってしまい、手を尽くしても行方が分からない場合に限り、外務省に所在調査を依頼することができます。ただし、外務省の所在調査は国が把握している情報に限られ、対象者が拒否すれば所在調査の結果を教えてもらえない場合があります。
外務省や現地の日本大使館・領事館に人探しを依頼する場合には、発見できた場合に報告してくれるだけです。よほどの事がない限り、積極的に捜索活動をしてくれる訳ではありません。現地の警察に捜索を依頼しても、偶然見つかったら連絡をしてくれる、程度のことしか期待できません。

現地の探偵に人探しを依頼する
大抵どこの国でも、民間の私立探偵(調査会社)が存在します。日本と同じように海外の調査会社でも、人探しの案件が取り扱われています。積極的に捜索活動を行ってほしい場合には、相手国の調査会社に調査を依頼することができます。
行方不明者が滞在する国が判明していれば、その国に出向いて現地の調査会社に直接依頼をすることができますが、捜索の対象者が第三国に出国している場合には、この方法で見つけ出すことができません。
現地に出向かなくても、日本の探偵事務所を通して相手国の探偵事務所に人探しの依頼を行う方法があります。日本の探偵事務所の中には世界的な探偵のネットワークであるCII(世界探偵社協会)に加盟している事務所があります。
このような探偵事務所を利用すれば、海外に滞在する人物の人探しを相手国の調査会社に依頼をすることができます。この方法を利用すれば、日本人だけでなく外国人も捜索することができます。
日本人が海外で人探しの調査を依頼するケースとは
外国に滞在中の日本人を探す場合ですが、海外旅行中に行方が分からなくなってしまった日本人や留学生、外国に派遣されて、事件や事故に巻き込まれてしまった駐在員や家族を捜索するケースがあります。
これら以外にも、詐欺事件やその他の犯罪で国外に逃亡している加害者を探すようなケースも考えられます。実際に、巨額詐欺事件を起こした日本人が海外に逃亡するような事例もあります。
日本人が海外に滞在する外国人を探すケースも存在します。例えば、国際結婚をして離婚した外国人の配偶者が日本人の(元)配偶者の同意を得ずに、勝手に子供を連れて自国に帰国してしまうようなケースがあります。
親子関係がある限り相手国の法律で誘拐罪が成立せず、現地の警察に誘拐の被害届を出すことができない場合もあります。
日本に住んでいる日本人でも、日本国外に滞在する日本人または外国人が行方不明になってしまい、捜索をしなければならなくなるケースは起こり得るのです。
いかがでしたか?こちらのページでは今まで書いた、人探しのコツを全てまとめています。他に必要な情報もありますので、ご覧ください。