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「将来は学校の先生になりたい」という夢を持っている人もいるかもしれませんね。学校の先生の中でも、公立の学校で働く場合は公務員として働くことになります。
教員は公務員の一つで、企業や団体の利益のために動くのではなくて社会が良くなるために働くというのが民間企業との違いです。公務員には社会的責任が重い職種が多く、教員採用試験の時に身辺調査が行われることがあります。
身辺調査などと言われると緊張してしまうかもしれませんが、一体どんなことを調べられるのでしょうか?いつ調べられるのか、なども気になりますよね。「そもそもなぜ調べるの?」という疑問も湧いてくるかもしれません。そこで、ここでは教員採用試験における身辺調査について紹介します。
個人情報を調べられる
身辺調査では、次の3つの個人情報を調査される可能性があります。まず、1つ目が犯罪歴です。過去に犯罪されて補導されたり逮捕されたことがないか、などを公安が持っている情報を元にして確認されることがあります。
2つ目が裁判や訴訟などの過去に裁判(訴訟)を起こされたor起こした経歴です。各行政が持っている情報を元に確認されます。
3つ目が家族構成や出生地などです。これも各行政が持っている情報を元に確認されることがあります。ネットの質問板では「噂では?」という意見もありますが、こういう情報は公務員の内部ネットワークを使ってこっそり調査しているので、身辺調査が行われたかどうかを本人が見分けるのは非常に難しいです。
もしかしたら知らないうちに何らかの情報を元に調査されている可能性もありますし、調査されていない可能性もあります。「知らないうちに調べられている」というのは怖いですが、犯罪や裁判歴がなければそれほど恐れる必要はなさそうです。
人間性も調べられる!
個人情報だけではなく、人間性の身辺調査も行われることがあります。例えば、性格や人柄などの調査です。普段の性格や人柄を近所や実家に聞き込んで調べたり、管轄の警察署の情報を元にして調査することがあるようです。
人間関係のトラブルの有無も調査されることがあります。近隣の住民とトラブルを起こしていないかなど、近所や実家、管轄の警察署の情報を元に調査されるようです。
同様に、宗教や政治関連などの反社会的組織に参加していないか、変わった思想を持って講演活動や政治活動などを行なっていないかを調査されることがあります。
実家や近所の人に聞き込みすると書きましたが、これは稀で管轄の警察署が持っているデータを元に判断したり、地域の公務員や学校の先生などの情報を元に判断されるケースが多いようです。そのため、これもいつ調べられたのかを本人が知るのは難しいです。知らないうちに人間性の調査が行われているかもしれないということですね。
なぜ探偵のような身辺調査をされるの?
そもそも教員になるための試験で「なぜ探偵みたいな真似をされなければならないの?」と疑問に感じるかもしれませんね。冒頭でも触れたように、公務員は民間企業と違い、社会的な責任が重いからです。
民間企業の職員がちょっとしたトラブルを起こしたのであれば個人の問題になりますが、公務員が起こすと公務員の不祥事という大きなトラブルとして報道されてしまいます。公務員は国の公務に関わる職員、国からお金をもらって働いている職員なので、本当に信頼できる人物ではないと困ります。
だからこそ、採用する前に個人情報や人間性を調べて「トラブルを起こすような人物ではないか」を確認しておくのです。いつ調査が行われているかは明らかにされていないので、その時だけ取り繕うというのも難しいです。
教育を目指す人は、日頃から問題を起こさないように注意して、身辺調査が行われても問題ないように準備しておくことが大切でしょう。
いかがでしたか?こちらのページでは今まで書いた、身辺調査のコツを全てまとめています。他に必要な情報もありますので、ご覧ください。