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債権者にとって、支払いもせず逃げ回っている人物はとても厄介な存在です。債務者が本当に支払うことができる現状がないのか、財産がないのかを債権者が把握していることは少なく、その為に活用されるのが探偵事務所に依頼する身辺調査です。
そもそも債務者とは、債権者に対してお金を借りていること、または一定の給付義務を持っている人物のことを指しています。この中には消費者金融から借入をしている人だけではなく、住宅ローンや自動車ローンなどを抱えているのに関わらず支払いが滞っている状態の人のことも含まれています。
支払い義務があるのに関わらずその義務を怠っている人物に対して、身辺調査をすることで差押さえが出来る状態なのかを把握しようと探偵事務所に依頼するパターンが多いようです。
債務者の収入や財産を把握する
債権者にとって、支払いの義務から逃げている債務者にその義務を果たしてもらいたいと願うのは当然のことでしょう。しかし、支払いもせずに逃げる債務者もたくさん存在しているのも事実なのです。財産や収入がなく、支払うことが困難なのか、それとも支払える能力はあるものの、支払う気持ちがないのかをまず知りたいと債権者は思います。
しかし、債権者が債務者の財産状況や収入を把握するのは簡単なことではありません。そこで役立ってくれるのが探偵事務所です。債務者の身辺調査を行ってもらい、安定した収入があることがわかったり、財産がある場合、差押さえを実行することも可能なのです。ただし、身辺調査を行ったからといって、債権者にとって有益な情報が絶対に得られるというものではありませんので注意しましょう。
借りたものを返すのは当たり前のことですが、実はその当たり前がなされていない現状もあり、債権者にも頭を悩ませています。
探偵への依頼料を考えてみましょう
債務者に対して身辺調査を依頼する場合、どれぐらいが相場なのでしょうか。パターンによって異なっていますが、30万~40万程度はかかると思っていて良いでしょう。ただし、このような調査料を支払ったとしても、実際に欲しい情報が必ず手に入る保証はありません。
例えば、銀行口座からお金を引き出しているような場合は情報を得やすいのですが、コンビニATMなどから引き出している場合には明確な残高まで把握することは難しいと言えます。また、お金にルーズな人間であることは明らかですので、給料の差押さえなどを実施したところでその会社を辞めてしまう可能性すらあるのです。
不誠実な人間であることからして、継続して給料の差押さえができるとも思えません。そのような現状を考えると、依頼料の方が高くついてしまう恐れもあるのです。実際に依頼する前に、元がとれるような現状があるのかを一度考えてみる必要があるでしょう。
弁護士が行っている探偵事務所がおすすめ
泣き寝入りしたくない債権者には、弁護士が行っている探偵事務所がおすすめです。法律的なことにも詳しい為、通常の探偵事務所よりも視野が広く、様々なアプローチ方法を提案してくれるでしょう。上記でも説明しましたが、依頼料が債権回収した金額よりも高くなってしまっては意味がありませんし、ルーズな人間が簡単に改心し、返済してくれるとは限りません。
ただし、債権者からお金を借りている事実はどこに逃げようがなくならないのです。悪質な取り立てなどはできませんが、法律をしっかり守った上で督促することは可能です。給料の差押さえなども実際に行うとなると簡単ではありませんが、弁護士が行っている探偵事務所であれば、どのように行えば良いのかのアドバイスもしていただけるでしょう。
義務を怠って支払いもしない債務者は悪質であり、債権者にとっては厄介な存在です。泣き寝入りする前に一度相談してみることをおすすめします。
いかがでしたか?こちらのページでは今まで書いた、身辺調査のコツを全てまとめています。他に必要な情報もありますので、ご覧ください。