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念のために探偵に身辺調査を依頼して、結果的に調査対象者に犯罪歴があったとなれば、早急に対策をしなければいけません。わざわざプロに調査させたのだから、自分が相手の秘密を知っていることのメリットを最大限に活用しましょう。
犯罪歴は他の項目よりも影響力が強く、新たな犯行を企てている可能性すらあるので、追加で調査してもらうことも視野に入れつつ、落ち着いて縁を切るのが安全な対策です。自分が普通に接している間は、その関係者と見なされてしまうため、事は急を要します。
ただし、犯罪歴の種類と現在の状況によっては、それでも相手と一緒にいる選択肢もあります。いずれにせよ、事実をきちんと知っておかないと、後になってから大変な事態に陥ってしまう危険があるので要注意です。
常習性のない軽犯罪では選択肢が多い
出来心や友達に誘われてという理由が多い軽犯罪では、すでに改心していて、過去の罪を償っているケースもよく見られます。常習性がなく、遠い過去のことであれば、探偵事務所の身辺調査で判明しても、その事実を自分の胸に秘めたままにしておくのも一つの手です。
もっとも、万引きのような癖になりやすい犯罪の場合は、改心したかのように見えても、ストレスがたまった時に再発する事例が珍しくありません。自分が深く付き合っている人や、家族や親しい人間の結婚相手であれば、少しずつ距離を置いて、自然に別れる方向に切り替えた方が無難です。
まともな人間は犯罪歴を持たないことを忘れずに、自分が逆恨みされない形で慎重に接点を減らしていきましょう。お見合いなどの結論を出さなければいけない場では、当たり障りがない理由で断るのがマナーです。
その際には、自分にはもったいない人といった具合に、相手を立てながら辞退するのが基本的な社交辞令になります。
悪質な犯罪であった場合はすぐに縁切り
探偵の身辺調査で詐欺などの悪質な犯罪歴が見つかったら、できるだけ早く縁切りをして、自分の身を守るべきです。不自然に接近してきたのであれば、すでに新たな犯罪のターゲットにされている危険があります。
現時点ではにこやかであっても、相手の意にそぐわない対応をした時に、いきなり本性を剥き出しにして暴力を振るってくるのも、まさに典型的なパターンです。探偵は様々な事例を扱っているプロだから、身辺調査で犯罪歴を発見したら、率直にどうしたらいいのかを聞いてみるのも、有効な選択肢となります。
いきなり態度を変えると、犯罪歴があることを知られたと悟られてしまい、かえって危険なので、あくまで普段通りに振る舞いながらも、相手が納得する理由で別れるのが鉄則です。
付き合っている恋人や職場の上司で、自分の個人情報を知られているケースでは、引越しはもちろんのこと、簡単に痕跡をたどれないように、しばらくどこかに身を隠すぐらいの用心をしましょう。
犯罪歴があると子どもや親戚にも影響が及ぶ
結婚相手に犯罪歴があると、その家族の全員が同類と見なされます。実際に、警察などの一部の職種では採用時に身辺調査が行われて、犯罪歴がある人間が身内にいた場合は不採用にしているのです。
社会的にも三親等以内の近しい関係で、1人でも前科者がいると結婚を避けるのが一般的で、自分の子どもの将来や親戚の生活にも大きく影響します。人生で深く関わる相手には、その前に探偵による身辺調査で犯罪歴をチェックしておきましょう。
過去に過ちを犯した人間は、また同じことをやりかねないという事情だけではなく、信用のなさから選択肢がかなり制限されるのが現実です。
人間は同じことを繰り返しやすい生き物だから、プロの探偵の身辺調査で犯罪歴を含めてしっかり調べてもらい、前科などの問題があったら、相手に気づかれないうちにさり気なく縁を切りましょう。
自分だけが知っていて、相手は調査されたことにすら気づいていないのが、唯一にして最大のアドバンテージだから、相手に直接言うことは厳禁です。
いかがでしたか?こちらのページでは今まで書いた、身辺調査のコツを全てまとめています。他に必要な情報もありますので、ご覧ください。