従業員の素行調査を行うメリット

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企業にとって従業員は重要な存在です。多くの企業がこれまでより教育に力を入れるようになってきました。従業員のスキルや知識が売上に大きな影響を与えるのはもちろんですが、それだけが理由ではありません。

従業員の行動によって企業が損害を被るケースも増加していることも、大きな理由の一つといえます。企業は従業員が社会人としての自覚を持って働くことを期待しています。しかし従業員のなかに、そのような自覚が足りない人が存在する可能性も捨てきれません。

企業としては素行調査によって、そのような従業員を把握しておくことが大切です。それを把握することには多くのメリットがあるからです。具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

情報漏えいなどで損害を受けるリスクが減る!

企業が情報漏えいの事件を起こして、社会的な責任を追及されるケースが多くなっています。大量の情報を漏えいさせて、多額の賠償金を支払ったり営業停止に追い込まれたりするケースも珍しくありません。

しかしそのような事件も、もともとは従業員一人の不用意な行動が原因であることが多いです。たとえば職場で使用しているUSBメモリを持ちだして、プライベートで使用したときなどに漏洩するケースがあります。またインターネットの掲示板に、不用意に顧客の情報を書き込むような人もいます。素行調査を実施すれば、そのような可能性がある従業員を見つけられる可能性があります。

その他にもライバル企業の社員と懇意にしている人物を把握できるケースも珍しくありません。それに成功すれば、情報がライバル企業に伝わるリスクを減らせます。このように企業が本来受けるはずであった損害を事前に防げることが大きなメリットといえるでしょう。
従業員の素行調査を行うメリット

社会的な信用を得やすくなる!ビジネスチャンスの拡大

定期的に調査を行うことで、社会的な信用が増すことも大きなメリットです。取引先の候補として複数の企業がある場合、コンプライアンスの高い企業を選択するケースが多く見受けられます。取引先の企業が不祥事を起こしてしまうと、自社にも被害が及ぶことがあるからです。

そのような企業と取引していたいということで、評判が下がることも懸念されます。このような事情があるので、社会的な信用がある企業は取引先に選ばれやすく、ビジネスチャンスも広がりやすい状況です。そのため従業員の素行調査をしっかり行っていることは、社会的な信用を得るためのアピール材料になります。

問題のない人物ばかり雇っていることが分かれば、取引先の企業は安心して付き合いやすいです。それだけでなく、管理体制が行き届いていることに魅力を感じる企業も多いでしょう。探偵に依頼料を支払う必要がありますが、それ以上に信用の向上による収益の増加が見込めます。

リストラ対象の選定に役立つ?社外での仕事ぶりをチェック

企業の業績が下がってくると、リストラせざるを得ない状況になることがあります。その場合、誰を辞めさせれば良いのか判断に迷うケースが多く見られます。普段の仕事ぶりを調べておくことで、企業に必要な人物とそうでない人物の区別をしやすくなるでしょう。

たとえば営業の仕事で外回りをしているときに、休憩ばかりしている従業員もいると考えられます。逆にわずかな暇も惜しんで、多くの取引先を回っている従業員もいるかもしれません。探偵の素行調査によってそのような区別を行えれば、企業にとって有益な人物を残しやすくなります。

それだけでなく不当なリストラであると文句を言われた場合、妥当性がある証拠として調査結果を提示することも可能です。正当な理由を提示できないと、労働基準監督署や労働組合などを巻き込んだトラブルになりかません。解雇の理由になる調査結果を得ることは、トラブルを回避するために非常に重要です。

いかがでしたか?こちらのページでは今まで書いた、素行調査のコツを全てまとめています。他に必要な情報もありますので、ご覧ください。