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私生活や職場などの人間関係において、ほんのわずかの違和感から深刻な事態を疑わなくてはならなくなるケースがあります。心の中からそれらを排除するようつとめてやり過ごす、という方法も無くはありませんが、やはり根本的な解決にはなりません。そのような場合、探偵に素行調査を依頼する、という手法があります。
対象となる人物がいつどこでどのような行動をとっているのかを詳細に調べて、動かしようのない証拠を伴った結果を得ることができる、非常に確実性の高いやり方であると言えます。多くの人が利用したことのある日常的な行為、というわけではないので、実際に依頼するときの心構えについて、いざという時のために考えておくとよいでしょう。
どのようなケースで依頼するか
素行調査といってまず思い付くのが、恋人や配偶者に不倫の疑いがあるときです。テレビドラマなどのフィクションの世界でもよく見られるシチュエーションなので、これは想像がつきやすいのではないでしょうか。
休日なのに仕事に行くと言って出かけたり、ちょっと用事が、などと言うことが増えて来たりすると、おかしいなと思いつつも疑うのも悪いし、と疑心暗鬼になるばかりで、自分ではどうしようも無くモヤモヤした気持ちばかりが蓄積していってしまうものです。
そのような時に、探偵に素行調査を依頼することで事実が明確に分かり、どのような結果であれ現実を見つめて次の行動に移ることができます。
また、職場で同僚や部下などが不審な行動をとっている時、何をしているのかをはっきりさせるというケースもよくあります。業務上知り得た事実を他者に漏らしていたり、不当な利益を得るために動いていたりと、こちらもドラマのような話に聞こえますが、実際にこのようなことがある場合にはプロの力を借りて隠された事実を暴くことになります。
情報提供が成功のカギ
実際に探偵に素行調査を依頼することになった場合、依頼した側はどのような心構えでいたらよいのでしょうか。報酬を支払ってあとは丸投げ、ということでは、もちろんそれなりの成功確率しか望めない、と言わざるを得ません。
素行調査を依頼する側にできることは、対象となる人物に関する情報を、どんなに細かいことでもとにかく探偵の側に提供すること、と覚えておきましょう。
本人の写真はもちろんですが、これも一枚だけではなく、たくさんの角度から写っているもの、髪型やメイク、服装などが違えば雰囲気も変わりますから、そのような状態で写っている写真があればできるだけたくさん提供します。表立って動けない探偵にとって、対象者を見落としてしまうというのはもっとも致命的なミスで、それを避けなくてはならないからです。
他にも、定期的な行動パターン、毎朝何時頃出かけて、何時に出社するのか、休日はどこによく行くのかなど、その人物に関することならなんでも情報を揃えて提供しましょう。
事実が判明したあとにどうするか
探偵への素行調査の依頼では、良しにつけ悪しきにつけ、本当の事実が明らかになります。
猜疑心を晴らすような結果になる場合も多く、安心して調査を終了することもできますが、そうではない結果となった場合にどう行動するか、ということも想定しておかなければなりません。疑いを持っていた通りのことになってしまったり、ひどい時にはそれ以上の裏切りがあると判明してしまう場合もあります。
そのショックの大きさはかなりのものとなりますが、事実は事実として受け止め、どう対処するのか、あらかじめ考えておくとよいでしょう。不本意な結果を受け入れられずに自分がどう行動するのかを決められずにいるのでは、本末転倒、素行調査を依頼する前の気持ちの状態と全く変わらないことになってしまいます。
情を捨てて関係を清算する、しかるべき方法で不正を告発するなど、厳しい対応が必要となるケースにも毅然と対応することで、探偵による素行調査を正しい形で終わらせましょう。
いかがでしたか?こちらのページでは今まで書いた、素行調査のコツを全てまとめています。他に必要な情報もありますので、ご覧ください。