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インターネットのオークションサイトを悪用した詐欺、いわゆるオークション詐欺は、きわめて身近な犯罪として認知されています。サイト側の方で評価制度を導入して不誠実な出品者や落札者を規制するという対策や、出品や落札の際にしっかりと身元を確認できることを求めたりと、詐欺対策も進められていますが、手口が巧妙化しておりなかなか根絶には向かわないという状況が続いています。
探偵事務所に対しても、オークション詐欺についての相談が寄せられることが少なくありません。確実に犯罪性の高いものであれば警察に通報という手段もありますが、事を荒立てたくない場合や出品情報や落札情報をあまり明らかにしたくない場合には探偵事務所での調査も可能です。
落札した商品に関するトラブル
最も多いのがこのタイプのオークション詐欺です。オークションサイトは基本的に前払いという方法を採用していますので、出品者からの商品の発送が確実にあるという前提で落札者は入札を行っています。悪質な場合には商品を落札して入金を行った直後にアカウントを消して逃亡するということもあります。
また、商品は届いたものの、明らかに品質の劣るものであったり個数が違っていたりという場合もありますし、情報商材で高額な商品を落札したのにもかかわらず価格に見合うだけの情報が得られないというケースもあります。
オークション詐欺においては、支払ったのに商品が届かないという悪質なケースだけでなく、明らかに犯罪とは言えないまでもグレーゾーンな場合も見受けられます。警察通報案件に至らない取引であった場合には泣き寝入りするしかないのかといえば、そうではありません。きちんと探偵事務所に情報を精査してもらい、適切な手段で相手を問い詰めることも可能です。
探偵事務所が行う調査
明らかに誤認落札を狙い、模造品や粗悪品などが送付されてきた場合においては、問い合わせがあったオークションのアカウントを一通り調べた上で、同様の被害報告がないかどうかをチェックします。その際に探偵事務所が独自のアカウントを用いて出品者に対してコンタクトをとるということもあります。
あくまでも一般の落札者を装ってオークション詐欺出品者の品物を落札した上で連絡先を確認し、様々な証拠を固めて相談者に対して連絡を取るという流れが一般的です。調査した結果をレポートとしてまとめることによって、詐欺案件として告訴するという手段を取ることも可能ですし、出品者から代金の取り戻しができるという場合もあります。
証拠が揃っており告訴も辞さないという構えで対峙することで、多くの場合に解決に向けて進めることができますし、万が一応じない場合はそのまま粛々と被害届の提出や裁判などの法的手段を進めることとなります。探偵事務所が固めた証拠があればまず間違いなく勝てる案件です。
オークション詐欺に関する調査費用
インターネット上での取引に関する調査の場合には、交通費などの実費がかからないということや、比較的証拠が揃えやすいということもありますので、探偵事務所によっては数万円で受け付けている場合もあります。
支払った金額が高額である場合などには、探偵事務所に対して調査費用を支払ってでも証拠集めとオークション詐欺の相手側への告訴を行うほうが良い場合もあります。
単純な案件であった場合には解決まで1週間から10日程度でも可能な場合がありますが、余裕を持って1ヶ月から2ヶ月程度待ってみるのも良いでしょう。
なお、状況によっては警察に通報した方が良い案件であるという連絡が来る場合もあります。オークション詐欺の実行者が反社会的勢力である可能性も否定できませんので、その点においては十分な配慮を行うことが必要です。探偵事務所もノウハウを持っておりますので、判断が難しい場合には事前相談を行い、調査依頼をするかどうかを決めましょう。
いかがでしたか?こちらのページでは今まで書いた、探偵事務所を全てまとめています。他に必要な情報もありますので、ご覧ください。