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かつての探偵事務所と言えば、いろいろな情報を入手するためには、自らの足を使ってコツコツと収集する、まるでテレビ番組に出てくるような事務所が一般的でした。
近年は探偵事務所もハイテク化が進み、ハイテク機器を利用して情報を入手すると同時に、データを一元管理するのが当たり前になってきました。もはや以前の古いテレビ番組に出てくるような探偵の姿は過去のものとなり、最新の機材を活用できない探偵は、沙汰される時代となっています。
もちろん、単にパソコンやスマートフォンを使いこなすだけではありません。これらの機器を活用し、よりレベルの高い調査が行われています。
では、一体どのようなハイテク機器を使って、多くの情報を集めているのでしょうか。
別電源とドライブレコーダーを活用する
近年良く使われているのは、ドライブレコーダーです。
自動車の中で張り込み続けると、人影が見えるために警戒されやすくなりますが、誰も乗っていない自動車であれば、ほとんどの場合警戒されることはありません。
例えば、誰かの行動を監視する場合、証拠としてカメラで写真や動画を撮影することになりますが、いつ出かけるかもわからないようなケースでは、24時間張り付いているのは非効率的です。
そこで、人の手を介さずに自動で撮影を行うドライブレコーダーの登場です。一般的なドライブレコーダーは、エンジンがかかっている時だけ撮影を行いますが、エンジンを切っていてもセンサーが反応した場合に、自動的に撮影が始まるタイプも存在します。
但し、通常の配線ではバッテリーで稼働することになるため、バッテリーがあがってしまう可能性があります。このためドライブレコーダー用に別バッテリーを用意し、そこから電源を供給することで、長時間の撮影が可能となります。
GPS端末で移動ルートを追跡
GPS端末も、近年よく使われるハイテク機器です。GPSとは、位置情報を取得できる装置のことで、販売されているほとんどの携帯電話に搭載されているほど、現在では一般的な機能となっています。
使用例としては、例えば配偶者の行き先を知りたい場合などに活用されます。最も安全でバレない方法は、見た目でGPSと判断できないグッズに忍ばせておき、自動車の中に置いておく方法です。一般向けのGPSは多少誤差はあるものの、ある程度位置情報を知ることができます。位置情報は離れた位置で取得できるため、ターゲットにバレることはほとんどありません。
自動車で家と会社を往復するような人が、普段と別なルートを通った場合、頻繁にその場所へ行くようであれば、何かあるということが想像できます。ロガー付きのGPSであれば、移動の軌跡を記録できるため、リアルタイムに追跡することなく、移動ルートを確認することが可能となっています。
SNSやクラウドの利用
パソコンやスマートフォンなどの通信機器は、時に多くの情報を残します。例えば、検索サイトを使用すると、どこで検索しているかが位置情報として送信されます。通常は他人が覗くことはできませんが、設定が良くわからないまま使用している人は、多くの情報を垂れ流しています。
情報を入手しやすいのは、SNSです。TwitterやLINE、Facebookなど、ほとんどの人がSNSを利用する時代になったからこその方法です。例えばTwitterでは、ツイートの際に位置情報を添付することができます。デフォルトでオフに設定されていますが、何かのきっかけで位置情報を添付する設定にしたまま使用している人は少なくありません。このため、アカウントさえ調査できれば、同時に位置情報を入手できるほか、様々な趣味嗜好まで入手できてしまいます。
これらの施策によって入手した情報は、すぐにクラウドへとアップロードされます。以上はほんの一例で、現在の探偵事務所はハイテク機器を駆使し、多くの情報を得ると同時に効率的な管理がなされています。
いかがでしたか?こちらのページでは今まで書いた、探偵事務所を全てまとめています。他に必要な情報もありますので、ご覧ください。