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探偵事務所になんらかの調査を依頼した場合、ほとんどの案件において聞き込み、尾行や張り込みを中心とした調査に入ります。尾行も張り込みも簡単なようで難しく、それぞれに対象者にバレないように工夫をしています。探偵事務所は一番最初に始めた人が元刑事という経歴をもっていたことから、基本的には調査にその2つを取り入れて行なうのが特徴なのです。
それでは探偵事務所に依頼した時に行う張り込みとはどんなことをしているのかなどについて詳細をご紹介しましょう。探偵事務所がする場合のNGな張り込み方法なども簡単にお話します。それぞれの事務所で特徴は違いますが、基本的なものは同じです。どんな行動をしているかなどがわかれば、より信頼して調査を任せることができるようになります。
張り込み方法はいくつもある
一口に張り込みをするといっても、よくドラマなどで見るような柱の影に立って対象者を見守るということばかりではなく、他にもいくつかの方法があります。ちなみに、このように立って張り込むことは業界用語で「立ち張り」と呼ばれることも多く、張り込みの基本です。
他にあるのは対象者の行動を先読みしてそこで待ち伏せして張り込む点張り、車の中で行なう車張りもあります。張り込む時の距離はそれぞれの状況によって違いますが、写真や動画などの撮影をする必要がある場合はある程度近づく必要がありますので、より技術力を要します。
例えば浮気調査を行なう場合は、いずれもし裁判にまで発展した場合に証拠として使うことができるので必ず撮影します。特に動画は有力な証拠として使うことができるので、撮影する探偵が多いです。
時には依頼者から対象者が今から出かけるといった小さな情報を教えてもらうことでよりスムーズに進めることができる場合もあります。ただ情報を伝えなければと考えるとつい力が入って、言動が不自然になってしまうことも多いため、こちらはあくまでもサポート的な情報だと考える探偵は多いです。

時には変装をしてバレないようにする
張り込みをする場合、対象者が場所を移動しない時にはずっと同じ服装でその場にいるといかにも怪しく感じます。ですから、調査員はその状況にあわせて服装を何度も変えたりします。オフィス街ではスーツ、カジュアルな服装の人は多いような場所ではそういう服装など、その場所にいても不自然ではないように周囲の景色となじむような服装をするのです。
そして張り込む時間が長時間に及ぶ場合には数時間ごとに服装を変えて、めがねなどをかけたりと印象を変えるようにするのです。それは対象者だけではなく、周囲にいる人からも怪しまれないでいることができるようにするためです。
調査している対象者本人が気づかなくても、一緒にいる他の人が気づいて対象者に教えてしまう場合もありますから、そういったことを避けるためには目立ち過ぎず、その場所の雰囲気にあった服装をして同じ人物がずっといるということに気づかれないように工夫します。
調査費用に余裕があれば空き部屋を借りる
この方法は依頼者からの許可があった場合に限ることになりますが、調査する対象者がよく出入りする場所が見える空き部屋を借りて、ほとんど住み込みのような感じで張り込むという場合もあります。これはやはり探偵ならではの方法だといえるでしょう。調査期間が長期に及ぶ場合などにも有効的です。
立ち張りなどをしていると不審者だと思われて警察に通報されることもありますし、たまたま通った警察官に職務質問をされることもあります。事情を話すことで逮捕や連行などをされることは避けることができますが、しょっちゅうそういう具合では困りますから、場合によっては空き部屋を借りた上で張り込んでおくという方法も使われるのです。この場合は1人ではなく、少なくとも2、3人でチームを組んで行なう必要があります。
張り込みの場合はほとんどの場合、チームが組まれます。調査員も食事をしないわけにはいきませんし、トイレへ行きたくなることもあります。そういった時に張り込みを交代する人物が必要になるからです。
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